学校にしろ、職場にしろ、良好な人間関係を築きたいのなら、第一印象が肝心です。初対面で相手に悪い印象を持たれてしまうと、信頼や友情を築くのに時間がかかってしまうからです。しかも、場合によっては、良好な関係性を築くどころか、ずっと敬遠されてしまう可能性もあります。しかし、第一印象で好印象を与えることができれば、良い関係性を築きやすくなります。

第一印象を良くするうえで気をつけたいポイントの一つは、まず表情です。初対面の人と接する場合、緊張のせいで表情が強張ってしまうことがよくありますが、強張った表情は相手に良い印象を与えません。警戒心や恐怖感がにじみ出ているからです。そのため、できるだけ笑顔を作れるように意識しましょう。固い表情でいるようりも、人は柔らかい表情の人の方が接しやすく感じます。緊張していると表情まで意識を向けることは難しいかもしれませんが、口角を上げるようにして、笑顔を作るように意識すると、相手にソフトな印象を与えやすくなるでしょう。

それから、二つ目は、姿勢を良くすることです。背筋が曲がっていると根暗に見えたり、自身がなさそうに見えてしまいます。また、腕を組み、着席時に足を大きく開くなどといった姿勢も避けるべきでしょう。こうした姿勢は横柄であったり、高圧的に見えたりすることがあります。無理にかしこまる必要はありませんが、相手に余計な警戒心を与えないためには、背筋を伸ばして自然体でいることをこころがけましょう。